喫煙者は注意!新型コロナウイルスが、突然重症化するリスクのあるCOPD

このタイトルは、「NHK健康」に掲載されたものです

東北大学 教授、黒澤 一氏

COPDは「慢性閉塞性肺疾患」と呼ばれる肺の病気です。
COPDは肺の生活習慣病とも呼ばれており、肺胞の破壊が進んで、
肺が膨らみ過ぎたり、空気が通りにくくて呼吸が苦しくなったりする病気です。
主に喫煙が原因とされています。

 

実は、喫煙者の多くが、気づかないままCOPDにかかっています。

COPDの患者数は、推定530万人、

しかしCOPDとして診断や治療を受けている人は、わずか26万人です。

 

COPDの代表的な症状は、息切れ・せきやたんです。

息切れやせきなど、COPDの症状と新型コロナウイルスの症状はよく似ており、

見分けが難しいとされています。

 

COPDの人は感染症にかかりやすく重症化しやすい

COPDの人は、一般的に感染症にかかりやすいといわれています。

それは、ウイルスから身を守ってくれる“気道の粘膜のはたらきが低下していることが大きな要因になっています。

気管や気管支の表面は粘膜で覆われており、ウイルスなどの異物を外に排出するはたらきをする

「線毛」や、ウイルスを攻撃する物質がはたらくなど、自然の免疫のシステムが備わっています。

 

ところが、COPDでは、気道の炎症などによって

  • 炎症がおきることで線毛がなくなる
  • 粘膜そのものが剥がれ落ちる
  • 自然な免疫の働きが低下するため、ウイルスが簡単に侵入しやすくなっているのです。

そのため、感染症にかかりやすいとされています。

 

また、新型コロナウイルスは、肺胞に炎症を起こす「肺炎」が起こりやすいという特徴があります。

 

COPDの方は、ただでさえ肺胞の破壊が進んでいるので、健康な方よりも、より深刻な肺炎になりやすいとされています。

 

さらに、新型コロナウイルスは突然重症化するケースも報告されています。

 

以上が「NHK健康」に掲載された内容です。

 

コロナ禍において、COPD(肺気腫+α)の方は、新型コロナウイルスに罹患した場合、重症化しやすく、死に直面してしまうという認識に立つことが避けられません。

 

新型コロナウイルス感染で重症化しやすいのは、COPD(肺気腫+α)の人

COPD(肺気腫+α)や喘息、間質性肺炎をはじめとする慢性呼吸器疾患の方、そして喫煙されている方は一般的にウイルスに感染しやすいとされ、

新型コロナウイルス肺炎に感染した場合にも重症化しやすいとされます。

感染症の予防には、呼吸機能を鍛えることが有効であり、大切な行為です。

呼吸機能を鍛える、とはどのようにすればよいでしょうか。

まず呼吸とは空気中から酸素を取り入れ、細胞の代謝によって生じた

二酸化炭素を排出するガス交換のことです。

肺が収まっている胸腔が呼吸器によって拡張・収縮することで吸気・呼気が行われます。

通常吸気には横隔膜や外肋間筋が使用され、呼気には筋肉を用いず、肺のもとに戻ろうとする力で行われます。

 

つまり呼吸筋を鍛えることが重要です。

背筋を伸ばし、肩甲骨を広げるようにして呼吸筋を意識した呼吸をして、日常生活をおくるとともに、

歩行トレーニングや筋力トレーニング、ストレッチ等で体の筋力を維持することで

横隔膜をはじめとした呼吸筋を鍛えられます。

特に有効な方法として、マインドフルネス、座禅(深い呼吸法)をお勧めします。

損傷し、残された肺組織を活性化させる大変有効な手段です。

 

参照

神戸きしだクリニックWEB記事