アジアにおける高齢者にターメリック(活性成分クルクミン)豊富なカレー食と肺機能を調べた

シンガポール国立大学、シンガポール大学、ヨンルーリン医学部老年学研究のプログラムにおける

「食物栄養ポリフェノールがヒト集団における呼吸の健康に及ぼす影響」に

関する研究とし、アジアの食事、カレー料理に必ずと言っていいほど、

多く使用されているターメリック(熱帯ウコン)に存在する。

強力な抗酸化および抗炎症化合物である活性成分クルクミンについて調査されていない。

以上の観点から、「喫煙者と非喫煙者の間でカレー摂取と肺機能の違いがあるかの関係」を

まず、調査方法として、カレー摂取量、呼吸危険因子、スパイロメトリーの頻度等の内容で、

シンガポール老化研究所にて、55歳以上の中国人高齢者2,478人を集団ベースで測定された。

カレー摂取量(少なくとも毎月1回)は、より良いFEV(1)(b = 0.045±0.018、より良い

FEVと有意に関連していた、p = 0.011) および FEV(1)/FVC (b = 1.14±0.52, p = 0.029)

性別、年齢、身長、高さ二乗、喫煙、職業暴露および喘息・COPD履歴および

その他の食事または補足摂取量を同時に制御する多変量分析カレー摂取量の

増加レベル(めったにない・時々・頻繁に・非常に頻繁に)は、より高い平均調整された。

FEV(1)(線形トレンド = 0.001のp)およびFEV(1)/FVC%(線形トレンドのp = 0.048)と関連していた。

FEV(1)(カレー*喫煙相互作用、p = 0.028)およびFEV(1)/FVC%(カレー*喫煙相互作用、p = 0.05)

に対して有意な効果の変更が観察された。

カレー摂取量と非カレー摂取量の間では、特に現在および過去の喫煙者の間で

FEV(1)とFEV(1)/FVC%の差が著しく大きかった。

カレー摂取量に伴う平均調整済みFEV(1)は、現在の喫煙者では9.2%高く、

過去の喫煙者では10.3%高く、非喫煙者では1.5%高かった。

「結論として喫煙者の肺機能を保護するクルクミンの可能な役割は、

さらなる臨床研究にて調査をゆだねる」とされた。