LH比率の悪化が、高ホモシステイン血漿を招き、生体防御機構の弱体化が進行してしまう。

ある研究調査結果によると、血液中のホモシステイン濃度が高い人は、心臓病などの循環器の病気にかかる危険性は通常の22倍、死亡率は9倍高くなっているということです。ホモシステインが動脈硬化を促進する原因については、いくつか推測されています。

ホモシステインという物質は、メチオニンというアミノ酸が体内で変化して作られる含硫アミノ酸です。一般的には、ホモシステインは葉酸やビタミンB12の働きで、体内で、再びメチオニンに戻ったり、ビタミンB6の働きでシステインという類似のアミノ酸に変換されたりして処理されるといわれています。欧米の研究により、このホモシステインが体内に蓄積すると動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞になりやすくなることが分かってきました。ホモシステインの蓄積によりアルツハイマー病などの痴呆症の発症も増加することが判明しています。 (New England Journal of Medicine 2002/2/14)


【高ホモシステイン血漿の原因を推測】

一般的には、ビタミンB群及び亜鉛などの摂取不足によるといわれていますが、むしろ色々な研究の調査事例から推測すると中性脂肪及び悪玉コレステロール(LDL)過多から肝臓機能の低下を招き、メチオニン代謝不良、そして高ホモシステイン血漿になると考えられます。

ハーバード医科大学院の若き病理学者だったホモシステイン理論の第一人者キルマー・マッカリーが主張するように過剰のホモシステインがホモシステイン・チオラクトンという化学的に反応しやすい形となり、LDLコレステロールと結びついて小さな塊、つまり超悪玉コレステロールとなって血中に流れ出て血管壁へ侵入、酸化された超悪玉コレステロールがマクロファージに貪食され、泡沫細胞となって初期のプラークが形成されてしまう。

LDLコレステロールとHDLコレステロール比率の悪化や中性脂肪過多によって肝臓内が脂質過多(脂肪肝を含む)状態になってしまうとメチオニンの中間代謝物ホモシステインの代謝不良を招いてしまう。その結果、人体の生体防護機構にとって大変重要なメチオニン及びグルタチオンの前駆体に変換されないまま血中に流れ出てしまい、高ホモシステイン血漿が血管に悪影響を及ぼすとともに本来変換されなければならない最強の抗酸化物質の不足が生体防護機構も弱体化してしまうので深刻な病に進行してしまうと考えられます。

「我々の病院で2006年からの1年間に心筋梗塞で入院した371人のうち、悪玉(LDLコレステロール)が100mg/dL未満でも38%が心筋梗塞を起こしていました。これには我々も驚きました。このうち8割の人が、LH比が1・5以上でした。つまり、善玉が少なかったのです。悪玉を下げるだけで、安心しないでください。善玉も増やして、バランスをよくすることによって、心筋梗塞になりにくくなる。これが最近わかってきたことです。」と小倉記念病院、循環器科診療部長 横井宏佳氏が、読売新聞社主催の講演で述べてみえます。

グルタミン酸、システイン、グリシンが結合することでグルタチオンが合成される。またシステインの生合成にメチオニンが関わっていることからメチオニン代謝に異常があった場合、つまり、中性脂肪過多、LH比率の悪化による肝機能の低下からビタミンB群などの代謝不良を招き、システインの生合成にも問題が生じ、その結果グルタチオン合成にも問題が出ると考えられる。

S-アデノシルメチオニン(SAMe)及びグルタチオン(Glutathione)代謝図

参考資料:ウェブサイト、ブログ「臨床栄養士のひとり言」より


アミノ酸のメチオニンがホモシステインを介してグルタチオンやSアデノシルメチオニンに変換できなくなり、肝臓をはじめとした血中にホモシステインの量が増えつづけることによって、心臓機能、血糖コントロール、腎臓ろ過能力の低下、がん細胞の発現だけでなく脳の神経組織にも影響を及ぼすことがわかってきました。パーキンソン病とアルツハイマー病の患者の血液中ホモシステイン量が健常な人に比べ異常に高いこともわかっています。

このような神経症状に至る前でも、記憶力や集中力が低下している場合やストレス耐性が低く、うつ症状が現れるケースの中にも血液中のホモシステインの濃度が高くなっている場合が少なくないそうです。

ホモシステインは血中の水や酸素と結びついて活性酸素を形成します。活性酸素は不飽和脂肪酸、やLDLコレステロールなどと結びついて過酸化脂質となり血管壁に付着、マクロファージに貪食されて泡沫細胞となって初期のプラークを形成、動脈硬化の引きがねとなります。

また、ホモシステインには血管をしなやかにする血管拡張物質の生成を阻害する働きがあります。他にも血管を修復する血小板の凝集機能を狂わせることも知られており、これにより傷ついた血管を修復する際、多量の血小板が集まって血管が詰まってしまう恐れがあります。

本来、60兆個といわれる細胞群の生体防護機構にとって最強の抗酸化物質、グルタチオン及びSアデノシルメチオニンという物質に変換をする素になるべきホモシステインが、LH比率の悪化による肝臓機能の不調からビタミン、ミネラル、メチオニンなど栄養素の代謝不良が原因で、高ホモシステイン血漿を引き起こしてしまうのではと考えられます。

小倉記念病院のケースのように悪玉(LDLコレステロール)の数値が100mg/dL未満という低い基準値内の数値であったとしても善玉(HDLコレステロール)が低ければLH比率は悪くなってしまいます。高コレステロールでなくてもLH比率が1.5以上であれば、比率の悪化とともに動脈硬化のリスクが確実に増大していくことになるようです。

出典
「動脈硬化の注意信号」読売新聞主催、市民公開講座 小倉記念病院、横井宏佳氏
ウェブサイト、ブログ「臨床栄養士のひとり言」
「ホモシステイン理論とメチル化」Dr.牧瀬症状別治療講座

動脈硬化を引き起こす高ホモシステイン血症はLH比の悪化が原因では

クルクミノイドがグルタチオン、S-トランスフェラーゼを誘導、細胞核内グルタチオン濃度を高める。

高ホモシステイン血漿による脳の酸化を防ぐ、マスター抗酸化剤、「グルタチオン」

スーパー食品による驚異的なLH比率1.08を持つマイクアダムス氏の「健康への証明」



クルクミノイド

クルクミノイドの抗酸化作用・抗炎症作用

クルクミノイドがグルタチオン、S-トランスフェラーゼを誘導すると

細胞内グルタチオンの産生を高めると、元気で若々しい長寿が

クルクミノイドと豆レシチンは細胞活性化の素晴らしいコンビ

細胞内のグルタチオン濃度を高めて、内から美肌にする対処方法


熱帯ウコン成分と効果

熱帯ウコンには高濃度クルクミノイドと豊富な精油成分が含有

ターメリックの持つ栄養素の全てが健康維持に大きく貢献


成分の吸収と効果

黒コショウのピペリンはクルクミンの効果を20倍高める

動脈硬化

動脈硬化を引き起こす高ホモシステイン血症はLH比の悪化が要因

高ホモシステイン血漿による心疾患をクルクミンが予防する

肝臓機能

肝臓の主な働きと肝臓病になる要因

クルクミノイドの胆汁分泌活性が、肝機能を

ターメリックは、肝硬変を改善する

腎臓機能

クレアチニンの数値が基準値内でも動脈硬化が進んでしまう

血清クレアチニンによる腎臓ろ過能力不足

クルクミノイドの腎臓損傷保護効果

ガン(悪性腫瘍)

ガンにならない,ガンを治癒するいは

クルクミノイドが、ガン化を促進するNF-kBの活性を抑制

クルクミンとプロポリスは、ガン治療の有望な天然素材

乳癌の予防と治療にターメリックと黒コショウ

「癌のリスクはゼロに近くできる」と主張

アルツハイマー病

クルクミンが、アミロイド・ベータの沈着や繊維化を抑制

ターメリックとビタミンD3がアルツハイマー病のプラークを溶かす

脳の酸化を防ぐ、マスター抗酸化剤、「グルタチオン」

糖尿病の人は、4.6倍の確立でアルツハイマー病になる

うつ病

天然物なのに、ひょっとして最強の抗うつ剤

骨粗鬆症

閉経後や老化によって骨粗鬆症が急速に進行してしまう理由

関節リュマチ

間接リウマチと骨の損失に対するクルクミノイドの効果的な働き

ブロメラインとクルクミノイドが合わさるとリウマチに効果的

糖尿病

ターメリック(熱帯ウコン)が肥満と糖尿病の予防と治療に有効







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