◆鬱鬱改善
 

東京都にお住まいの柿沢さんから、妹さんの病気(肺ガン)のことなどでお電話を頂戴し、いろいろお話させていただいているうちに、根っからの心配性で長いことうつ状態でみえられるとのこと、「熱帯ウコン」をお勧めさせていただき、同時に散歩などされて気分を変えられたらという提案をさせていただきました。半年ぐらいたってからご主人と散歩をされてみえ、鬱状態も良くなり、元気に過ごされてみえるということです。

◎鬱は鬱になる原因を知れば改善される。
 

何故、うつ病になるかの原因を調べていくと、ほとんどが精神的な障害として捉えられ、その原因は定かではありません。また、自律神経失調症との関係も不明確なまま治療が施されているように見受けられます。

 うつ病は、従来「心の病気」とされてきましたが、最近の研究では「脳の病気」と捉えられ、ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンといった脳内神経伝達物質の低下が神経間の情報伝達を阻害して鬱状態になると考えられています。何故うつ病の人にこうした変化が起こるのか、その原因はわかっていないようです。

 自分にとって大切なものを失って、いつまでも思い悩んだ状態が続く場合や社会生活での人間関係、仕事上の負担などから受ける過度のストレスや悩み、将来に対する不安感や絶望感にとらわれた状態などを持続的に経験していくことによって身体的ダメージがもたらされる結果、鬱の状態になってしまうようです。

 気分が落ち込み、集中力や実行力が低下し、何事に対しても興味や喜びが持てなくなってしまう生気のない状態が長く続いてしまいますと身体のバランスが崩れてしまいます。ある面、糖尿病の身体的症状と大変似ているように思われます。

 東洋医学では、鬱的症状に肝機能や腎機能、心機能などの内臓機能の低下がみられ、特に心機能が低下すると心臓を守ろうとする身体的な反応と精神的な反応が起こるとされています。

 「気分が落ち込みがちになり、元気がでない、身体もだるく疲れがとれないなど無気力な状態が続くことは、心臓の不調をカバーする身体の防衛反応として捕らえ、心機能が改善すれば、活力も出てきて鬱症状も改善される。」ということです。

 うつ病は女性に多くみられるそうです。それは妊娠、出産、閉経などの女性ホルモンの増加や減少によるバランス変調によって鬱の症状が起こるということです。女性に多いということは、ひょとして 「便秘(宿便)」なども症状の発症に、おおいに関係するのかも知れません。

 自律神経の中枢は、大脳の視床下部にあり、女性ホルモン、免疫機能のコントロール中枢の他、体温、食欲のコントロール中枢があります。そのうちのどれか一つでもトラブルがおきると、他の中枢機関にも影響がでるそうです。

 自律神経は交換神経と副交換神経のバランスが保たれていれば問題ないのですが、継続的な悩みや心配事、ストレスなどからホルモンバランスを崩してしまうような何らかの異常によって交換神経が優位になり、アドレナリンというホルモンが大量に分泌され、その結果、顆粒球が増加してリンパ球が減少してしまうという身体にとって異常な事態が起こってしまいます。

 自律神経とは、自分の意思とは無関係に60兆個といわれる人の細胞をコントロールしている重要な神経です。この自律神経に異常がおこれば様々な病気にみまわれるというメカニズムになっていることが、理解できると思います。

 交換神経と副交換神経のバランスがとれているかどうか、言い換えるならば、免疫力や内分泌系にかかわり、病気にならないように頑張っている顆粒球とリンパ球のバランスが保たれているかどうかを見定め、西洋医学ではなかなか数値に表れにくい身体内の疾患、東洋医学においての肝機能、腎機能、心機能に注視することによって、鬱状態の原因が探れるのではと考えます。

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